MQL4プログラミング　第１回　インジケーターを作成してみよう（準備編）

MQL4（MetaQuotes Language 4）は、MetaTrader 4プラットフォーム向けに設計されたプログラミング言語で、主に外国為替市場（FX）の自動取引システムやカスタムインジケータを作成するために使用されます。この記事では、MQL4の基本的な概念を紹介し、簡単なインジケーターを作成する方法を解説します。

MQL4とは？
MQL4は、C言語に似た構文を持つプログラミング言語で、MT4プラットフォーム内でスクリプト、インジケーター、EAを作成するために使用されます。EAを使うと、取引を自動化でき、チャートや指標に基づいて取引シグナルを自動的に実行できます。

開発環境の準備
まず、MQL4でプログラミングを始めるには、MetaTrader 4の取引プラットフォームをインストールする必要があります。MT4には「MetaEditor」というエディタが内蔵されており、ここでMQL4コードの作成と編集が可能です。普段MT4のチャートを見ているのであれば「MetaEditor」は使用可能です。

MetaTrader 4のインストール
MetaQuotes社の公式ウェブサイトからMT4をダウンロードし、インストールしてください。

MetaEditorの起動
MT4をインストールしたら、MT4内からMetaEditorを起動できます。MetaEditorは、[ファイル] > [新規作成]を選ぶことで、新しいEAを作成できるツールです。

MQL4プログラミングの基本構造
MQL4では、EAやインジケーターの構造はある程度決まっています。最も基本的なものは次のような構造を持ちます。

//+------------------------------------------------------------------+
//|            Simple.mq4
//+------------------------------------------------------------------+
int start() {
   // メインのロジックがここに入ります
   Print("インジケーターが起動しました");
   return 0;
}